2011年10月5日水曜日

方針転換

こんにちは、村上です。夏合宿で先生に「トヨタ生産システムの模倣を異業種の事例を含めて調べてみたら」というアドバイスをいただき、日経テレコンと格闘する日々。その時の苦労は浦谷が書いてくれています。
(前回の記事はこちら)

数千件の記事と一週間格闘し、得た情報を1記事ずつスライドに落としていきました。大変なだけあって得たものも大きかったです。(全ての記事の内容を覚えるわけではないですが)まとめていると頭の中にぼんやりと各々の記事で共通していることや面白そうな事象が浮かび上がってきます。各自分担したものの中で、面白そうな事象を持ち寄り共有。
トヨタ生産システムを源流とする新たな生産システム、および経営哲学の習得・推進を図るコンソーシアム型の異業種のメーカー集団、「NPS研究会」という事例があったので「次の発表はこのコンソーシアムについて発表しよう」と決めました。
(※ NPS研究会ホームページ )


なぜ私たちの班がこの事例を選択したのか。私たちが見た記事では、コンサルタントを雇ったり、トヨタ生産システムに精通した人をヘッドハンティングしたりという事例がほとんどでした。この「NPS研究会」は、指導員と会員企業40数社が互いに改善のための指導、情報共有などをし、同志的結合の中で学習しあう、他に類のない組織であり、模倣・学習のエッセンスを探るのに、うってつけの題材だと考えたのです。


・NPS研究会の会員企業一覧

他とは異なる事例には、必ずといっていいほど面白さが潜んでいます。そのため、私たちは「NPS研究会」という珍しい事例を対象にすることとしました。

本当であれば一刻も早くフィールドワークに行きたいのですが、フィールドワークの相手が役員クラスになってしまうため、なかなか行くことができません。

研究を開始した当初は製薬・証券、その後自動車業界、そして製造業全般と、まさか研究を始めた当初はこんな方向性になるとは思っていませんでしたが、コンソーシアムへと方向性が変わってもこれまで身につけた知識が無駄になるわけではなく活用できます。勉強してきた知識を活かせるよう、早くフィールドワークにいきたいです!

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