やっと研究対象であるNPS研究会の会員会社の方にインタビューすることができました!フィールドに出てインタビューを行うことが井上ゼミの調査の特徴と以前のブログで書きましたが、4月ごろチームを組んで、やっと11月末に対象企業にインタビューに行くという井上ゼミらしくない研究スタイルになってしまいましたが、とりあえずインタビューに行くことができてホッと一息。
インタビュー先は「株式会社キッツ」(企業webサイトはこちら)というバルブを作っている会社の方した。売上高にして500億円以上という大きな会社の方にインタビューすることが出来ました。しかもなんとお会いして下さったのは取締役会長とNPS社内実践委員をやっていらした技監のお二人でした!我々のような学生にお会いしていただけるなんて本当に感動的でした。紹介してくださった松尾先生には感謝してもしきれません。
インタビュー先は「株式会社キッツ」(企業webサイトはこちら)というバルブを作っている会社の方した。売上高にして500億円以上という大きな会社の方にインタビューすることが出来ました。しかもなんとお会いして下さったのは取締役会長とNPS社内実践委員をやっていらした技監のお二人でした!我々のような学生にお会いしていただけるなんて本当に感動的でした。紹介してくださった松尾先生には感謝してもしきれません。
また前回、松尾先生から「学習や模倣のフレームワークをしっかりと押さえること」とアドバイスをいただいたため、インタビューに行く前までに学習論のレビューを行いました。CiNiiなどで論文を検索し、たくさんの論文を読み、インタビューに備えました。
このようにしっかり準備をした今回のインタビューで聞けたことはなんなのか。
・学習のジレンマを引き起こさないために同業他社は研究会に入れないこと。
学習のジレンマというのは、お互いに「自分は教えたくないけど、相手には教えて欲しい」という状況になってしまい、結局どちらも何も学べなくなってしまう状況のことを指します。これは「学ぶ相手が競合企業」ということが原因になり、強みが流出してしまうことを危惧し起こってしまいます。NPS研究会では競合企業を入れないことによって、原因を取り除き学習のジレンマが起こらないようにしていることがわかりました。
このようにしっかり準備をした今回のインタビューで聞けたことはなんなのか。
・学習のジレンマを引き起こさないために同業他社は研究会に入れないこと。
学習のジレンマというのは、お互いに「自分は教えたくないけど、相手には教えて欲しい」という状況になってしまい、結局どちらも何も学べなくなってしまう状況のことを指します。これは「学ぶ相手が競合企業」ということが原因になり、強みが流出してしまうことを危惧し起こってしまいます。NPS研究会では競合企業を入れないことによって、原因を取り除き学習のジレンマが起こらないようにしていることがわかりました。
・会員企業同士でフィードバックをしあい、学習効果を高めていること。
報告会や工場見学などで会員企業同士が、とても厳しくフィードバックすることが頻繁にあるそうです。これによって、自分たちだけでは上手くできなかったことも死に物狂いで行なうようになり、学習が成功するようです。
報告会や工場見学などで会員企業同士が、とても厳しくフィードバックすることが頻繁にあるそうです。これによって、自分たちだけでは上手くできなかったことも死に物狂いで行なうようになり、学習が成功するようです。
・組織には慣性の力が働くため、新しいものを浸透させる際にはたとえ自分が嫌われ役になろうとも推し進めなければならないということ。
組織には「そのままでいたい!」というような力、すなわち慣性の力が働きます。新しいものを導入する際には、この慣性が障壁となります。これを乗り越えるためには嫌われ者になることも辞さない強烈なリーダーシップを持つことが重要だそうです。また一度新しいものを導入することができても、すぐに元に戻そうという力が働くため、少しでも傾向が見られたら、すぐに正すことが大切ということもおっしゃっていました。
これ以外にもたくさんのことを伺うことができました。やはり経営陣の方というだけあって、非常に多くの知見が頭の中に蓄えられており、一言一言がとても勉強になりました