2011年11月14日月曜日

首都大学への訪問~チャンス到来~

こんにちは、NPS班の浦谷です!
前回のブログで平田が少し書いていましたが、今回は以前インゼミでお世話になった首都大学の松尾先生へのご相談が実現したので、そのことについて書かせて頂こうと思います。(松尾先生、この件については本当にありがとうございました!!)

松尾先生は自動車産業を専門分野とし、調査手法に関しては主にグラウンデッドセオリー・アプローチをとられている方です。グラウンデッドセオリー・アプローチとは、簡単に説明すると、対象の観察やヒアリングいった質的調査を通して収集した情報から、具体的な分析法を提示し、新たな理論の構築を目指す調査手法のことです。詳しく知りたい方はグレイザーストラウス著、後藤隆水野節夫大出春江訳(1996)『データ対話型理論の発見調査からいかに理論をうみだすか』を参考にしてみて下さい。
定性研究となる私たち自動車班は、かねてからご相談を熱望しておりました。
井上先生の紹介のもと、松尾先生は快く引き受けてくださり、今回首都大学へ訪問しました。
松尾先生にNPS研究会についてお聞きしたところ、以前NPS研究会について調査をしていたことがあり、また、そこでのトレーナー教育を受講し実際に工場のラインで改善活動をしたことがあるということがわかりました!
(「自ら現場にいかなければ、本当にわかったことにはならない。」という松尾先生のお言葉、研究者としての姿勢に感銘をうけました!)
私たちは、このような他に類を見ないNPS研究会の成り立ちや実際にどのような指導が行われているかという点に興味を持っていたため、トレーナー教育の様子などをお話していただきました。そして最後に、当時の調査分析報告書を電子資料にして下さり、また、なんとNPS研究会の会員企業に紹介してくれるとおっしゃって下さいました!!
今まで文献や書籍をひたすら漁ってきたNPS班にとって、これはとても大きなチャンスです!!

また、インタビューにかんする注意事項も教えていただき、現場での意見に流されすぎて結局聞きたいことが聞けなくなってしまうこともあるため、模倣や学習に関するフレームワークをもっと抑えた方がいいという松尾先生のアドバイスをいただきました。このアドバイスのもと、きたるインタビューの日に備えていきます!
次回のブログでご報告できればと思います。

それでは!

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